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信用買い残・信用売り残

信用買い残・信用売り残

信用取引をしない人間にとって、信用取引にまつわる表示や用語などは見逃しがちになります。しかし、より深い銘柄分析をする上で、知らない用語や表示を見逃すということは命取りになりかねません。

今回は、信用買い残と信用売り残について解説したいと思います。

まず信用取引とは?

普段、手持ちのお金の範囲で株を買ったり売ったりするのは、現物取引をしているといいます。

信用買いとは、自分の持っているお金や株券を担保にして、より大きい金額の売買をすることをいいます。担保にするお金は委託保証金とよばれ、売買代金の30%程度を証券会社に預けます。

つまり、100万の株を買いたいときは、30万の委託保証金を預ければよいのです。ほとんどの信用取引は6ヶ月期限で手仕舞わなければなりません。

つまり、6ヶ月以内に買った株が値上がりした場合、売ってその差益を儲ける事ができます。しかし逆に、買った株が値下がりしたままでも、6ヶ月を期限として強制的に売らなければならないのです。

信用売りとは、証券会社から株を借りてきて、その株を売り、株価が下がったところでその株を買い戻し、証券会社に返します。そして、その売買差益を儲けるというわけです。つまり、株価が下がると予想した場合に信用売りをするのです。

これも6ヶ月以内に手仕舞わなければなりません。うまくいけばよいのですが、信用売りの場合、予想に反して株価が急上昇して買い戻せないなどという状態になれば、損害はとてつもなく大きくなり、とても危険です。

このように信用取引には、大きなリスクが伴います。まだ初心者のうちや、資金に余裕のない人間はやるべきではないでしょう。また、6ヶ月期限があるので、長期投資には有効活用できません。

信用買い残・信用売り残

信用買い残とは、信用買いされている株数です。信用売りも同様。

株価が今度伸びそうだと考えている投資家が多ければ、信用買いが多くなり、逆に今後株価は下がりそうだと考える投資家が多ければ、信用売りが多くなります。

つまり、信用買い残・売り残に着目することで、市場におけるその銘柄のおおよその評価がわかるのです。

また、信用取引の性質上、6ヶ月期限があるので、信用買いが多いときは6ヵ月後の売り要因に、信用売りが多いときは6ヵ月後の買い要因になります。これも考慮しておくとよいでしょう。

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